満臉胡子:再生不良性貧血という病気の薬の副作用で多毛症になってしまった16歳の少女 -浙江省金華市-
今日は、少しショッキングな話題だけれど。。。
中国は浙江省金華市の小さな山村に住む16歳の少女が難病の一つである“再生不良性貧血”を発症して、その薬の副作用により多毛症になってしまったというニュースです。 以下騰訊網の記事一部(直訳)です。。。
浙江省金華市金東区曹宅鎮千人安村という小さな山村に住むナナ(娜娜)は色白で美しく、勉強もでき、クラスの成績ではいつも5番以内に入っていた。しかし、2010年のある日を境にナナは学校に来なくなり、村人たちも彼女をめったに見ることはなくなった。そして、ある人がその理由を聞いたところ、ナナの母親であるチェン(陳)さんは涙ながらにこう答えた「16歳になる娘は再生不良性貧血という病気をかかってしまい、その薬の副作用で多毛症にまでなってしまった」。
青春を謳歌しているはずの少女の顔には硬くて黒々としたヒゲが生え、腕や足にもびっしりと毛が生えてしまった。母親は「娘は毎日学校に行きたいと泣きました。とても不憫で・・・、私はそんなに望みはありません。ただ、娘が早く良くなって、普通の子供たちみたいに学校に行かせてあげたい」と話した。
すべては2010年6月に変わってしまった。ある日、ナナは突然食事ができなくなり、嘔吐を繰り返すようになった。家族は心配して彼女を金華市中心医院に連れて行った。その時、母親は“再生不良性貧血”という病名を初めて耳にして、医師に杭州市での治療をすすめられて、娘の病気の深刻さを知った。そして、母親は医師に娘の骨髄が血液をうまく作れなくなって非常に深刻で、治療をしなければ命にかかわると言われたという。
あの日から、ナナの運命は変わり、毎日つきあうものは“同級生と本”から“医師と薬”になってしまった。そして、2年の薬物療法を経て、ナナの病状は好転して、血液検査の値もゆっくりと改善されていった。しかし、薬の副作用のため、全身に毛が異常に生えるようになってしまった。
まだ16歳のナナにとって、人には見られたくないという気持ちでいっぱいになった。元々、活発な女の子だったが、一日まったく話さないという日もあり、たまに朝早く人気が少ない時に、一人で山に登ったりしているが、ほとんどは部屋に引きこもって本を読んでいるという。母親は我々に「娘は病気の苦しみを十分味わっているが、めったに泣くようなことはなくなった」と話した。
母親のチェンさんにとっては、彼女はずっと聞き分けの良い子供で、以前は学校が終わればすぐに家に帰ってきて宿題をして、心配するようなことはなかったという。しかし、今の娘は自分で苦しんでいても、両親に相談してくれないという。母親のチェンさんは「そのことがどれだけ悲しいことか。こんなに良い子を、なんとか大学に行かせてあげることが、私と夫の一番の願いです。今は、お金がなく診察すら受けさせてあげられなくて、でも、病気が治らなければ、薬も止められないから、体の毛もなくならない。私も娘も夫も本当にどうすればいいのか分からない」と声を詰まらせていた。(from 騰訊網)
これまでに、ご両親は娘さんのために田畑を売ったりなどして治療代30万元(約375万円)も工面してきたそうです。中国の農村部の物価から考えると、とんでもない大金かと思われます。 それにしても、薬の副作用がこんなに深刻なものとは知りませんでした。。。 >>>>博客村 排行傍 >>>>博客 排行傍
☆再生不良性貧血☆
再生不良性貧血は骨髄中の造血幹細胞が何らかの原因で傷害されて起こる病気で、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患。日本における年間患者発生数は100万人あたり6人前後とされている。(from 難病情報センター 再生不良性貧血)
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